2020年4月11日、テレビ朝日アナウンサーで報道ステーションのキャスターとして出演する富川悠太アナウンサーが新型コロナウイルスに感染していることがわかり、出演を見合わせることがわかりました。
富川アナの状態について、実情は報道されているよりも悪いのではないかと憶測も飛んでおり、実際にそれを裏付ける書き込みがあるのもたしかです。
この記事ではテレビ朝日の内通者と思われる人物からの書き込みや制作現場の内情を暴露する書き込みをまとめてみました。
富川悠太アナウンサーに関する報道
テレビ朝日の報道番組「報道ステーション」のメインキャスター・富川悠太アナウンサー(43)が新型コロナウイルスの陽性判定を受け、4月13日月曜日から出演を見合わせることがわかった
富川アナは、9日木曜日の放送終了後、体調不良を訴え、検査を受けた結果、11日に陽性が判明した
富川アナと一緒に月曜日から木曜日までメインキャスターを務めている徳永有美アナも出演を見合わせる予定で、共演していた森川夕貴アナウンサーは、既に10日金曜日の番組を休んでいる
3日月曜日からは、小木逸平アナ(金曜日メインキャスター)と森葉子アナ(フィールドリポーター)を中心に放送する予定
テレビ朝日の内情を知る者が報道前から暴露書き込み
富川アナ感染に関して、もっとも早い報道は文春オンラインで、時刻は4月11日の23時となっています。
しかし、実はこの6時間以上前から匿名掲示板「5ちゃんねる」には富川アナが検査を受けていることを示唆する暴露書き込みがありました。
テレビ朝日の内情を知るテレビ業界関係者と思われるその書き込み主はその後、数時間に渡って書き込みを続けています。
ここでは、その書き込み主のID「nXG0J3Vz0」を追跡し、全書き込みをまとめてみました(他のユーザーの書き込みと区別するため、内情を暴露したユーザーの書き込みを太字にしています)。
某ニュースキャスターただいまコロナ検査中
この速さなら言える
某ニュースキャスターただいまコロナ検査中
続報だがキー局のニュースキャスターコロナ陽性
本気で報道に打ち込むなら、お願いランキングでやっている猫好きの企画は止めるべき!本人以上に上層部の良識が疑われる!どうしてもやりたかったら、完全に極めてからやってほしい。40代50代になってから、やってでもいい。
いつからテレ朝の上層部に良識があると思った?
もうすぐさらに良識がないことが明るみに出るで
なお救急搬送されたのでまあまあ重症の可能性あり
スポニチ本紙の取材ではこの日までに感染を調べるPCR検査を受け、陽性と確認された。感染経路は分かっていないという。
報道番組に携わっていることもあって本人に公表する意志があり、テレ朝が12日に発表する方向で調整している。
12日に発表という名の隠蔽口裏合わせ工作の模様
こんな馬鹿のせいで貴重な感染病棟1床埋まるのか
なお救急搬送されて即入院の模様
ガチリークした者だけどID変わる前にマジで会社は月曜日まで隠蔽するつもりだったからな
じゃあの
この書き込みでは、テレビ朝日は12日の日曜日まで情報を隠蔽するつもりだったとしています。
12日まで隠蔽することで何のメリットがあるのかわかりませんが、この書き込み主は「隠蔽口裏合わせ工作」としています。
感染が発覚すると、共演したアナウンサーやスタッフの出演見合わせや自宅待機をしなければならず、視聴率に影響する事態が発生するため、番組を極力通常に近い形で放送させるためには口裏を合わせる必要があった…というニュアンスを感じることができます。
また富川アナの状態も「救急搬送されて即入院」としており、重症化していることを伺わせます。
富川アナは火曜日から危険な状態だった!
報道ステーションの過去の放送をさかのぼると、実はすでに4月7日火曜日から喉がかすれていることがわかります。
#報道ステーション 富川悠太アナウンサー、4月7日(火)に喉がおかしくなる→8日(水)通常通り出演→9日(木)通常通り出演、その後体調不良を訴え入院→11日(土)PCR検査で #新型コロナウイルス 陽性、共演者全員濃厚接触者として自宅待機→13日(月)金曜メインキャスターらが代行 pic.twitter.com/nf6X6JxDxJ
— 𓉤箱コネマン𓁷 (@HAKOCONNEMAN) April 11, 2020
この動画を見ると、後半はかなり声がかすれていて、富川アナの喉の調子を心配したスタッフが水を手渡している姿も映り込んでいます。
つまり7日火曜日にはすでに感染が決定的であるにも関わらず、番組を通常進行させるために隠蔽していた可能性も出てくるわけです。
さらに同じ7日火曜日のこの場面では、喉の調子が悪いのか、声がかすれて明らかに異様な発声となっています。
テレ朝の富川アナ。声ガラガラだとコロナウイルス感染のサインなんだろうか。回復をお祈りします。pic.twitter.com/wYkzaiT7aw
— じろ(26) (@26ooo) April 11, 2020
テレビ朝日の内部で感染拡大している可能性
実際、富川アナ感染の続報からは、在宅勤務だった3日金曜日と休日だった4日土曜日に高熱が出ていたことが明かされています。
富川アナは在宅勤務だった3日と、休日だった4日に38度の発熱。すぐに平熱に戻り、6日から通常出勤していたが、7日の「報道ステーション」本番中に痰がからむ症状が現れた。8日ごろから息切れを感じるようになり、9日も平熱ではあったものの階段を昇ったり早歩きすると息苦しさを感じ、10日朝も同様の症状が続いたため都内の病院に入院。CT検査で肺炎の症状が確認され、11日にPCR検査を受け、陽性と判定された
報道を時系列に並べてみると、このようになります。
3月下旬に感染(潜伏期間的に恐らくこの時期であろうと推定)
4月3日発症38℃の熱(この日はテレワークで金曜だから報ステ出演なし)
4月4日38℃の熱
4月5日平熱に戻る
4月6日報ステ出演
4月7日報ステ出演中に痰が絡む声がかすれるなどの症状
4月8日報ステ出演
4月9日報ステ出演後、息苦しさ、体調不良訴え
4月10日入院CT検査で肺炎の症状
4月11日PCR検査で陽性
つまり、4月6日月曜日から4月9日まで新型コロナウイルスに感染していることが濃厚でありながら、出勤・出演をしていたことになり、共演者やスタッフ、同僚などに盛大に感染拡大させている可能性が浮上します。
企業や事業所がクラスター化していた場合、多くは事業休止や2週間の閉鎖などの措置が取られます。仮にテレビ朝日社内がクラスター化していた場合、2週間の放送ストップ、停波などの処置となります。
さきほど、テレ朝内部らしきユーザーからの暴露書き込みが隠蔽工作を指摘していたことを紹介しました。仮にその暴露が真実だったとすると、テレビ朝日は2週間の放送停止を避けるため、富川アナの感染を隠蔽しようとしていたのかもしれません。
報道を使命とするテレビ局として、隠蔽工作には何一つメリットがないように思いますが、テレビ朝日の発表より文春オンラインの報道が早かった事実を考えると、やはりテレビ朝日は何かを隠したかったと思われても仕方がないでしょう。