2020年4月10日放送「タモリ倶楽部」(テレビ朝日)で名物コーナー「空耳アワー」の一時休止が発表されました。
休止の理由は明らかにされていませんが、ネット上には様々な声が上がっており、実は想像より複雑な事態が進行しているとする説も有力視されています。
この記事では空耳アワー休止の真相と、様々な説について調べまとめてみました。
空耳アワー休止を番組で告知
テレビ朝日系の深夜バラエティー番組「タモリ倶楽部」(金曜深夜0時10分)の人気コーナー「空耳アワー」がしばらく休止になることが10日の放送で発表された
審査委員長のタモリ(74)と「ソラミミスト」ことイラストレーターの安斎肇さん(66)が、日本語っぽく聞こえる外国語楽曲のフレーズを視聴者から募集し、その歌詞をもとに作成したイメージ映像に乗せて紹介する人気コーナー。ミニコーナーをへて1992年7月3日放送分から現タイトルになり現在まで続いている
しばらくの休止は、安斎さんから発表された。期間は未定。ただ、投稿は引き続き受け付けるという。ネットには「空耳アワー、一旦休止だと?」などと衝撃の声が多数上がり、「このご時世だから仕方ないか」と新型コロナウイルスの感染拡大による収録の自粛が理由とみる声もあった
空耳アワー休止の真相は有力投稿者死去でネタ切れ説
空耳アワー休止の真相としてもっとも有力なのは、昨今の自粛ムードによりロケ・収録を中止せざるを得ないテレビ制作現場の事情があげられています。
もっとも有力な背景にその自粛があったとして、それ以外の部分で有力なのがネタ切れ説です。
実は2019年10月に空耳アワー常連投稿者として有名な高橋力さんが死去しています。
【訃報】去る令和元年10月1日、空耳アワー常連投稿者であり当サークルの名誉研究員でもある髙橋力さん(享年46)が急逝されました。生前の輝かしい業績を讃え感謝するとともに、謹んでご冥福をお祈り致します。 pic.twitter.com/yYhjRzQioQ
— 空耳アワー研究所 (@SoramimiLabo) December 31, 2019
つまり、常連投稿者の死去により、ここ半年の空耳アワー運営が非常に厳しい状態であったのでは?とする推測も出ているのです。
常連投稿者がいなくなったことによるネタ切れが真実だとしたら、自粛ムードがなくなったとしても、復活しない可能性も出てきます。
レンタル店「ジャニス」閉店の影響
常連投稿者の死去と同時期に、空耳アワー制作に協力していたレンタルCD店「ジャニス」も閉店しています。
東京・神田神保町にあるレンタルCD店「ジャニス」が11月いっぱいで閉店するという情報が発表された
「空耳アワー」はコーナーが始まって以来、ジャニスから毎回80枚から100枚以上のCDを借りており、時にはそのレシートの長さは60センチ以上にもなったとのこと。ADらは「アフリカの音楽から東欧のロックまで揃えてあってジャニスさんで大部分カバーできた」「CDには歌詞が付いていて助かった」「閉店したらこれからどうやって音源を揃えればいいのか」といった声が上がる
ADらはジャニスに土下座して存続を願ったが、やはり無理であると言われてしまい、番組では「今後配信に頼るか……もしくはコーナーを止めるか」という声が上がっていた
昨年の報道を読むと、ジャニスが閉店したため必要な音源を揃えることができず、番組制作が厳しい状況に追い込まれていたことがわかります。
つまり、常連投稿者の死去とジャニス閉店でもともと厳しかった制作現場に、昨今の自粛ムードが加わり休止に追い込まれたという複合的な事情があると推察できます。