中国の武漢で大流行している新型肺炎の原因が、武漢ウイルス研究所から漏れ出た生物兵器ではないかという噂がSNSで出始めました。
これは、なぜ新型肺炎の発信源が武漢なのかという謎から生まれた噂ですが、このウイルス研究所に危険なウイルスが多く保管されているのも事実です。
肺炎を引き起こす新型コロナウイルスが生物兵器で中国が人体実験をしているのではないか?という陰謀論まであります。
この記事では武漢ウイルス研究所の実態と、新型肺炎の生物兵器説について調べ、まとめてみました。
武漢ウイルス研究所とは
正式名称:中国科学院武汉病毒研究所(中国科学院・武漢ウイルス研究所微生物菌毒種保存センター)
中国科学院武漢ウイルス研究所微生物菌毒種保存センターは1979年に建設が始まり、現在は1500株以上の各種ウイルスの分離株、各種ウイルス資源を11万7000件保存している
中国は高レベル高病原性病原微生物実験活動を展開する能力と条件を手にした
世界でも トップクラスのバイオセーフティーレベル4の実験室を持つ研究所です
バイオセーフティーレベル(biosafety level, BSL)というのは、細菌・ウイルスなどの微生物・病原体等を取り扱う実験室・施設の格付け
レベル4は、ヒト又は動物に重篤な疾病を起こし、罹患者より他の個体への伝播が、直接又は間接に起こり易いもの
罹ったら死に至るというような怖いリスクがあるのがレベル4
武漢ウイルス研究所の紹介動画(中国語)
翻訳\
① [武漢は中国で最も先進的なウイルス研究所を持っています] [「中国のウイルス保護壁」] 武漢の防疫作業は「誰にでも明白」ですが、2018年には中国の最初の「P4研究所」が武漢に正式にオープンしました。
pic.twitter.com/Fr1A7kKwgT https://t.co/WrXXQO7aI6— 河智 (はじ) (@L_L_ILoveyou) January 21, 2020
香港人の気になる指摘
香港人が武漢の新型肺炎を引き起こすウイルス(武漢ウイルス)の出元について、ある指摘をしています。
日本語訳(一部意訳)
新型肺炎5つの真実
(1)人から人へ感染する
(2)武漢ウイルスは2018年南京軍事科学院が発表した舟山コウモリウイルスと酷似
(3)舟山コウモリウイルスは人に感染しない(=コウモリが感染源という発表は嘘)
(4)舟山コウモリウイルスが自然な突然変異を経て武漢ウイルスに変わったなら、Eタンパク質が変異していなければならない
(5)しかし武漢ウイルスのEタンパク質は舟山コウモリウイルスと100%一致
【結論】武漢ウイルスは自然な突然変異ではなく、研究室で作られた可能性が高い。
つまり、武漢の新型肺炎を引き起こすウイルスは人工的に作られたものだという主張です。
この説を採用した場合、武漢ウイルス研究所で作られたウイルスが何らかの理由で外部に流出した可能性は否定できなくなります。