本田翼に「ヘラヘラするな」と怒った佐藤浩市が本田翼世代を分析「一生懸命やるのは気恥ずかしいんだよね」

2018年2月12日

11月10日放送の「チマタの噺」(テレビ東京)に出演した佐藤浩市が、本田翼と共演した「起終点駅 ターミナル」撮影中のエピソードを語りました。

佐藤浩市は本田翼が撮影中にヘラヘラしているように見えて、怒ったこともあったそうですが、今にして振り返ると本田翼らの世代は「一生懸命やってます」というポーズを見せるのが気恥ずかしいのではないか、と分析していました。

登場人物

司会
笑福亭鶴瓶

ゲスト出演
佐藤浩市

番組書き起こし

鶴瓶:あのー、これも聞きたいわ。(映画)「ターミナル」っていうのは、今、(本田)翼が発展途上で、発展途上前かもわからんけど、ずっとこうなってきた。それで情も移った。で、これからどんどん行くやんか。その段階を見てるってどうなの?

佐藤:これはいい意味で積極性のなさなんだよね。もし自分が「そうやりたい、そうなりたい」っていう、ある種の目標なりハードルなりを自分で決めてやっていると積極さが出るじゃない?

鶴瓶:わかる。

佐藤:そうすると「色」が出てくるんだよね。いろんな意味で。たけどアイツ(本田翼)の場合は積極性がいい意味で……、もちろん「こうやりたい、女優をやりたい」という思いが自分の中であるかもしれないけど、それほどには「女優やりたいです!俳優やりたいです!」というほどには強く出ないんで、そうするといい意味で色がない。

鶴瓶:そうか。

佐藤:だから最初は怒ったの。初日のシーンで彼女のアップを撮る時に、ちょっとなんかこう…、アップって我々の時代から言えばね、アップを撮ってもらえて、やっぱり役者として「俺もアップを撮ってもらえるようになったんだ」となる時代があったわけじゃないですか。

だけど(本田翼は)アップを撮るっていう時にちょっとヘラヘラしているように見えたわけ。

鶴瓶:ははは。

佐藤:アイツがね。だから俺は「お前、何やってるんだ」と。「そうやってお前がヘラヘラしたら若いスタッフから芝居なんて簡単なんだ、役者なんて簡単な仕事だなと思われるだろ。もうちょっとビシっとせんかい!」と言ったら、(本田翼が)「え〜、だって〜」って(笑)。

鶴瓶:ははは(笑)。

佐藤:「何じゃコイツ」と思って。で、あとから考えると、あの子たちの世代ってそこで「真剣にやってます」ってことを全面に出すのが気恥ずかしいのね。

鶴瓶:うん、うん。

佐藤:なんか一生懸命やってますってことを見られる気恥ずかしさがあるので、どうしてもこう人前では「ワタシは〜」っていう(風になってしまう)。そういう風に見られたくない、みたいな逆の意味での恥ずかしさ。「真剣にやってます!」みたいなのがね。

でも俺たちはね、「一生懸命やってます」っていうのを見せなかったらケツ叩かれた、殴る蹴るの時代だったわけでしょ。

だから、なるほどこれが今の子たちの一生懸命さなのかなと。時代が違ったんだなあと。だから決してこの子が真剣にやってないわけじゃないんだと。わかりやすく、平たく言えば裏表がないんだよね。

鶴瓶:そうそう。

佐藤:だからあの子はかわいがられると思うし、俺もかわいい(と思う)し、心配だし。

鶴瓶:これからようなってくるかどうかわからんけど、すごい人気は出てきたからね。

佐藤:その人気に自分がついていけるように、研鑽していくってことは必要だと思うし。ま、偉そうに言うけどね、俺も。

鶴瓶:偉そうにって、もう言わなあかんで。せやけどね、浩市に怒られて「だって〜」って、そんな……。それもおもろい。おもしろいよね、アイツ。

佐藤:おもしろい。

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