ズルをしない生き方は正しいのか? マツコ・デラックスが持論「ズルをして億万長者になった人も『それは違う』って思って死ぬ」

2018年2月12日

2月18日放送の「マツコ&有吉の怒り新党」(フジテレビ)で、マツコ・デラックスの人生観が垣間見れる場面がありました。

出演者

マツコ・デラックス
有吉弘行
夏目三久アナウンサー

番組書き起こし

夏目:本日も国民の皆様から怒りの声、届いております。まずは19歳男性、アルバイトの方です。

「私はズルができませ。ズルをしようとするとそこに意識が集中してしまうし、罪悪感などで結局疲れてしまうので、良くも悪くも本来の正直者の性格で生きています。先日、同じような性格の母親が「ズルをした人が得をする世の中がイヤになっちゃうな…」と珍しく弱音を吐きました。「そういう人はいつか自分に返ってくるよ」と、ありきたりな励まししか出来ませんでしたが、自分も30年後、モヤモヤと付き合っていくことになるんだと実感しました。できればお二人に、気持ちがスッと楽になるお言葉をいただけたらと思います。」

マツコ:でも、ほとんどの人はズルはしてないよ。

有吉:そうそう。そうなんだよ。だからズルをしてる奴が得をするんだよ。で、ズルしてる奴はバチ当たらないよ、別に。圧倒的な金があるからね(笑)。

マツコ:あと、それで後悔するような人はズルしないのよ。「どんな手を使ってでも」っていう奴がズルするわけだから。

有吉:すごいよね。だってさあ、すげー金があったらさあ、「すげー弁護士」つけるじゃん? すげー弁護士つけたらさあ、すげー勝つじゃん? ズルいよね?(笑)

マツコ:ズルいよ(笑)。ズルい経営者とズルい弁護士の組み合わせは本当にズルいよ(笑)。

有吉:ねえ。強いもんね。

マツコ:強いもん(笑)。でも、そうやって生きたくないんじゃん?

有吉:そうそう。

マツコ:あんな風に生きたって私はツラいわって思うじゃん? だったらやんなきゃいいんだよ。それだけ!

有吉:他人が見てたら「アイツ、あんなズルしやがった」とか、「あのときあんなことが…」ってことは出てくると思うよ。だけど、自分ではもっとズルしたほうが得なのにな、できないよなって思うようね。

マツコ:うん。多分、いま私、ある一定の人から見れば「ズルをしている人」だと思う。でも自分はズルしないで生きてるって思ってるのよ。おそらく、ある人から見れば、「アイツはバカ正直に生きてて損をしているな」って思われてるのよ。

多分さ、そのお母さんは本当にズルをしていない人なんだろうけど、「ズルをしていない」ってことがズルに見える時があるのよ。

「私は清廉潔白です」「私は真っ正直に生きています」ってことが「ああいうの言っちゃう人、ズルいよね」みたいなことだってあるのよ。

だからお互い様。そして誰も幸せにならないのよ。ズルをして億万長者になった人も「それは違う」って思って死んでいくの。ズルをして貧しいまま死んでいく人も「なんで私、ズルをしなかったんだろう」って思って死んでいくの。

有吉:もっと言えば、自分が恥ずかしいのは、バカだからズルさえできないっていう。賢い人が羨ましいから「ズル」って言っちゃってる。

「もう、株ズルい」「FXズルい」とか(笑)。

マツコ:わかる。

有吉:(俺は)バカだからわからないだけなの。嫉妬もあるよね、「ズルだ!」って言うのは。

マツコ:もうホント、哀しい話だけどさ、いいお父さんがいて、いいお母さんがいて、子供はいい小学校、中学校に入ってて、そこそこの家に住んでて、なんとなく型に収まった中でうまいことやって、田園都市線に住んで、たまプラーザからバスで10分行ったところに住んでさ、「俺は田園都市線に住んでるんだ」ってところに逃げる人っているじゃない?

有吉:ズルいね。

マツコ:でも、あんな暮らししたいもん(笑)。ズルいよね、中の上みたいなとこ狙って生きてんだって思いながらも、幸せそうだもん。

有吉:うん(笑)。

マツコ:多分、幸せなんだと思う。どう頑張っても自分がなれない姿に対して噛み付くのよ、人間は。私が田園都市線や横浜の人たちに噛み付くのは、どこかで「幸せそうだな」って思ってるのよ。

(夏目アナを指さして)なんか言ってみなさいよ。ズルい人ってどういう人よ? 夏目三久にとってのズルい人ってどういう人?

夏目:マツコさんがいま仰ったことはとってもよくわかります。私も会社に入って27歳くらいでいい人見つけて結婚して寿退社でもしてって思ってたんですけども、もうそんな生活が手に入らなくなったので、いいなあっていう気持ちが…。

マツコ:じゃあうまいことやった女子アナが浮かぶわけね。「ズルいことやったな」っていう。

夏目:ズルいことやったな」っていうか、「いいなあ」とは思いますけど、自分の発奮材料になるから仕方ないなあとは思いますけどね。

マツコ:なんだかキレイな言葉でまとめたわね、アンタ(笑)。

有吉:それはもう(夏目が)「Theズルい人」だから(笑)。そりゃそうよ。

マツコ:でもズルくなきゃだけだもんねえ。夏目ちゃんが丸腰になったら、みんながっかりするからねえ。

有吉俺らがいまズルいなって言ってるのは、「そんなキレイごと言って成立するんだ」っていうね。

マツコ:こんなんでしか生きられない自分たちっていうのを感じたのよね。

有吉:嫉妬がある。

マツコ:嫉妬よ。でも、夏目ちゃんだって逆にあるもんね。

夏目:できないですけどね、お二人みたいなことは。

マツコ:こんな風に思ったこと言えて、それで世の中が許してくれたらいいなとは思うでしょ?

夏目:大変だとは思いますけども…

マツコ:ズルい? 私たち。

夏目:ちょっとだけズルい……いや、う~ん…。

有吉:ズルいって言ってよ!全然俺らに嫉妬してねーじゃん(笑)。俺らのこと羨ましがれよ!

夏目:みんなお互いにそう思ってるんですね。「私はズルができません」これは不採用にいたします。

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